高級霊界から降ろされた「シルバーバーチの霊訓」は、人類史上最高の霊的叡智であり、
スピリチュアリズム思想の最高峰です。イエスの言葉そのものである「シルバーバーチの霊訓」は、
人類にとっての真のバイブルとなっていくものです。
*読書会で引用したものを中心に、特に心に残った「シルバーバーチの言葉」を掲載いたしております。
「かつて”黄金の子牛”と呼ばれていたものへの崇拝です。
宗教家がすべての生命の根源である霊的実在を解き明かすことができなかったために、
圧倒的多数の人間が、物質こそすべてであり、五感で感じ取れるもの以外には何も存在しないのだと信じるようになっています。
こうしたことは、すべての教会・シナゴーグ・寺院に責任があります。
生命の源である根本的な実在に目を向けさせることに失敗したからです。(最後の啓示・Lift up your Hearts ・P144/LB2〜P145/9)」
と、シルバーバーチは語っています。
物質こそが価値がある、物質をたくさん持つことが幸せであるとする考えが地上世界を覆い尽くしています。
物質中心主義が地上人の根底に巣くっているのです。
宗教は、人々に正しい霊的真理・霊的事実を教え、正しい生き方を促すことができませんでした。
それは、宗教自体が霊的無知であったためです。
地上のすべての宗教は、霊的観点から見るとすべて失格なのです。
(2024年8月)
「なぜなら、唯物主義によって混乱が生じているからです。
昔からの間違った神ーー”黄金の子牛”、すなわち”金銭第一主義”がはびこっているからです。
唯物主義はその本質が、貪欲・強欲・利己主義に根ざしています。同じ天体に住んでいる他者への思いやりも気遣いもなく、
ひたすら自分の快楽と蓄財に励みます。唯物主義が、対立・戦争・怨恨を生み出すのです。
これらは、物質がすべてである、死は人間の生命の終わりである、したがって物質を求めるのは当然であると考える唯物主義の副産物です。
こうした考え方は、地上世界に暗黒と困難、闘争と暴力と憎しみを生み出します。
(新たなる啓示・Lift up your Hearts・P180/LB6〜P181/3)」と、シルバーバーチは語っています。
「唯物主義」が、地上世界に戦争をはじめとする「さまざまな悲劇」を発生させている元凶となっています。
地上人類の「唯物主義」が、地球全体を覆い尽くしています。
「唯物主義」から発した「金銭第一主義」と「利己主義」が人間の心を支配し続けているのです。
(2024年6月)
「なぜ人間は戦争をするのでしょうか。それについて皆さんはどう思いますか。
なぜ悲劇を繰り返すのでしょうか。その原因は何だと思いますか。
どうして人間の世界には悲しみが絶えないのでしょうか。(シルバーバーチの教え・上・P31/LB4〜LB2)」
「その最大の原因は、人間が物質によって霊眼が曇らされ、五感という限られた感覚でしか物事を見ることができないために、
万物の背後にすべてを一つに結び付けている大霊が存在していることを理解できないからです。
(シルバーバーチの教え・上・P31/LB1〜P32/2)」と、シルバーバーチは語っています。
戦争・紛争は、有史以来、延々と続いています。
今もなお、戦争・紛争は、終わることがありません。
なぜ、戦争・紛争がこの地上世界から、なくならないのでしょうか。
スピリチュアリズムによってもたらされた霊的真理が、地球人類の魂を根本から変革していくことになります。
地球人類は、人種、民族に関係なく皆、神から分霊を賜っています。
肌の色が違っても、どのような人間であっても、霊的には等しく神の子供なのです。
地球人類はすべて、霊的兄弟姉妹であり霊的につながっているという霊的知識が、広まっていくことによって、
霊的同胞世界が確立し、戦争・紛争は、姿を消していくことになるのです。
(2024年5月)
「大半の人々は、地上だけが人間の住む世界だと考えています。
現在の生活が人間生活のすべてであると思い込み、物的なもの一いずれ残して死んでいかなければならないこの世の富を蓄積しようとします。
戦争・流血・困窮・病気のほとんどすべての原因は、大多数の人々が、人間は肉体だけの存在ではなく、
地上にいる今も永遠の霊的存在であるという生命の神秘を知らないことに帰着します。
(新装版・不滅の真理 Silver Birch Companion・172/8〜LB3)」と、シルバーバーチは語っています。
地上の人間は、神について、死や死後の世界について、そして自分が霊的存在であって死後も永遠に生き続けるという事実についても
全く分かっていないのです。
地上人類の霊的無知が、様々な悲劇の元凶となっているのです。
(2024年4月)
「私たちの心にあるのは、嘆き悲しんでいる人々、道に迷っている人々、疑念と恐怖にさいなまれている人々のことばかりです。
そういう人たちの人生に少しでも安らぎを与えてあげるものをお届けするまでは、私たちの心は安らがないのです。
(地上人類への最高の福音・The Seed of Truth・P184/2〜5)」と、シルバーバーチは語っています。
悲劇の中で苦しみ続ける地上人類を救い出したいとするイエスと高級霊団の無償の愛・深い利他愛から
スピリチュアリズム運動は興されたのです。
イエスや霊界の愛に胸が熱くなります。
(2024年3月)
「大霊の子供たちが霊的なことからあまりにもかけ離れてしまったことにより、
大霊の摂理を教えるためにラップなどの物理的心霊現象を用いなければならなかったことを残念に思います。
(シルバーバーチの教え・上・55)」とシルバーバーチは語っています。
1848年のフォックス家事件を皮切りに、空中浮遊、物体移動、物質化現象などの
多くの物理的心霊現象について科学者たちが実験と検証を行いました。
実は、スピリチュアリズムの初期の物理的心霊現象は、「霊魂の存在」を
認識させるために敢えて霊界サイドが起こしたものだったのです。
(霊界サイドでは、本当はインスピレーションや魂の琴線に触れさせるなどの、
霊的感性に訴える方法を望んでいたのです。)
物理的心霊現象の演出によって「霊魂説(死後は霊魂として存続する、
霊魂の住む死後の世界がある、霊界から地上への働きかけができるなどの霊的事実)」が、
科学的に証明されることになったのです。
霊魂の存在を認めようとしない人たちに対して、コナン・ドイルは
「これほどの心霊研究の報告書を読んで、なお猜疑心が消えないようでは、
その人間の頭が少しおかしいのではなかろうか!(スピリチュアリズム入門・70)」とまでも発言しています。
(2023年3月)
「自分が本来は霊的存在であり、物的身体は自分ではないことに気づかないかぎり、
その人は実在に対してまったく無関心のまま地上生活を送っていることになります。
言わば影の中で幻影(まぼろし)を追いかけながら生きていることになります。
実在に直面するのは、真の自我すなわち霊的本性に目覚めた時です。
(霊的新時代の到来・158)」と、シルバーバーチは語っています。
真実の自我とは何か、ということを認識することができるようになって初めて、
自分自身の内奥に宿る神の分霊である霊を成長進化させようとすることを
第一に考えることができるようになるのです。
(2022年11月)
「霊の優位性の自覚にもとづく修養的生活――これが最高の生き方です。既成のテキストはいりません。
魂の成長ということだけを心がければいいのです。(地上人類への最高の福音・243)」
とシルバーバーチは語っています。
私たちの身体は、肉体の厚い壁に覆われています。常日頃から、霊的存在であることを意識し、
良心の声にしたがって、霊性を高める方向へと生活を律していくことを目標にしたいものです。
(2022年8月)
「私は、他の同僚と同じように、さる筋から物質圏での要請を受けました。
その仕事というのは、自分たちの住む地球もろとも自らを破滅へ追いやるようなことばかりしてい
る人類を救済することでした(シルバーバーチの教え・上・30)」とシルバーバーチは語っています。
さる筋というのは、イエスのことであり、物質圏での要請とは、スピリチュアリズム運動のことです。
地上人類を救済するために起こされたスピリチュアリズム運動ですが、
霊界の扉は、二度と閉じられることはありません。
(2022年7月)
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